顔認証

http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/it/337935

グローバル・セキュリティ・デザイン(本社:東京都台東区、社長:相馬博、以下GSD)はこのほど、九州工業大学の画像解析技術を使った顔認証システム「FaceViTAL」を、BREWauCDMA 1X WIN)上に移植、携帯電話端末上で利用できることを確認した。

BREW(Binary Runtime Environment for Wireless)は、米Qualcomm社がcdmaOne携帯電話機用に開発したアプリケーション・プラットフォーム。今回、移植した認証と登録のためのプログラム容量は、110Kバイトである。2004年中をメドに、BREW上のEZアプリケーション「FaceViTAL for au」として、利用できるようにするという。

ViTAL Engineは、人の顔画像から「特徴点」を128バイトのデータ(テンプレート・データ)として抽出するアルゴリズム「周波数画像解析特徴点抽出技法」を使うことによって、認証を行う。テンプレートの大きさは、認証するセキュリティ・レベルによって変更可能である。ViTAL Engineは、カメラの解像度が10万画素程度でも機能するという。

認証は、顔の正面から撮影した画像から特徴抽出を行ってテンプレートを作成し、すでに登録されているテンプレートと比較することによって行う。画像中の顔の特徴(眉、目、鼻、口(ひげ)、頬)から特徴を抽出してデータを生成するので、髪形の違いやメガネの着用、あごひげの有無などの影響を受けないという。

また、肖像権の保護から、テンプレート・データから元の画像を復元できないようにした。テンプレート・データを盗聴されても、元の画像を復元できない特徴がある。

今回、携帯電話に搭載したアプリケーションは、携帯電話に搭載しているカメラで自分の顔写真を撮影し、特徴を抽出、128バイトのテンプレートを登録しておくことで、本人以外が携帯電話を利用できないようにすることができる。

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