MVNO
Mobile Virtual Network Operator : 仮想移動体通信事業者
携帯電話などの無線通信インフラを他社から借り受けてサービスを提供している事業者のこと。無線通信サービスの免許を受けられるのは国ごとに3〜4社程度しかないが、免許を受けた事業者の設備を利用することで、免許のない事業者も無線通信サービスを提供することが可能になる。
多数の社員用の携帯電話回線を企業と一括契約して通話料の公私区分サービスを提供したり、独自のデータ通信サービスを提供したりと、なんらかの独自サービスを付加して再販している事業者が多い。この点で、MVNOは単なる携帯電話販売業者とは異なる。
日本ではあまりなじみのない業態だが、ヨーロッパでは英VirginグループのMVNOである「Virgin Mobile」をはじめ、数多くのMVNOが存在する。日本初のMVNOは、法人向けの携帯電話回線ホールリセールなどを手がける日本通信である。
ディズニーが携帯電話サービスに参入
http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000056021,20100527,00.htm
ディズニーは、携帯電話会社の米スプリント・ネクステルから回線を借り受けてサービスを提供する。
日本では二〇〇一年に日本通信がDDIポケット(現ウィルコム)から回線を借り、PHS(簡易型携帯電話システム)のデータ通信サービスに参入した。ネット接続サービス「So−net(ソネット)」を提供するソニーコミュニケーションネットワークなど、参入を視野に入れている企業も多い。